喜びも悲しみも痛みも全部宝物。Perfuem New Album 「PLASMA」

 

先行レビュー乗っけておきます。AMAZONにも乗っけてます。

 

Pefumeファンじゃ無い人にわかりやすさを意識して書いたつもりです。アルバムなんて配信曲しか聴かない人も聞いて欲しい。アルバムのジャケットはもはや工芸品ですから。その内値段が上がるかもね。

この文章は、

普段「Perfumeなんて興味がない!!」という人に意識した文章です。

1.Plasma
オープニング曲。Next Stageにふさわしい曲。遠望からPerfumeが歌ってるような曲

2.Time Warp(v1.1)
前回のタイムワープからv1.1との事ですが、違いが解りませんでした。曲の「僕のたいむわああぷ」と言ってる所はキャッチャーです。この曲は是非MVを見てノスタルジーに浸って欲しいです。良曲

3.ポリゴンウェイヴ(Orinal Mix)
高級感溢れ、都市道路を疾走してるような曲。これがアルバムのライナーノーツにあった、シティポップやドライブに合った曲なのかな?まぁMVがそういう感じだから、サングラス掛けて外車乗る人には聞いて欲しい曲ですね。僕の感想としてはもうちょっとシティ感というかキラキラ感が合っても良かったと思う。田舎のイオンで流すとかっこいいんだろうなぁ・・・?

4.再生
僕としては幼少の頃キラキラしてたファミコンサウンドが胸に刺さります。東宝映画『屍人荘の殺人』に使われた曲でこれもMVを見て欲しいです。何億年か後に再生したPerfumeのなんとも言えない弥生時代にタイプスリップした様な感覚に見舞われますから

5.Spinning World
最初は無理、受け付けないと思ったのですが、何回も聴くとすんなりと受け入れられる中田サウンドの真髄。最近ではMVでもカットされましたね。何か中田ヤスタカは普段Perfumeを聴かない人たちに向けてそんなにセンシティブな者は作らなくなってきてる様な気がする。厳密に言うとJ-POPでテクノポップではない。しかし、不満かと言うとこういうのもミュージックシーンにはありかな?と思う感じです。まるで80年代にタイムスリップしたかの様なシティ感溢れるサウンド。これもクラブで流すと良さそうです。

6.マワルカガミ
個人的に今アルバムの中で一番の曲。なんというか不可思議な物に引き込まれると言うか、オープニングは何が始まるんだろう?とドキドキしてしまいます。
聞いてみるといつものかわいらしい曲なので、一時期ライブ未発表曲として話題になりました。私としてはこういうのがテクノだと思ってます。

7.FLOW
女の子心情を歌ってるような曲。ただローテンポで進むけど、歌詞のつながりが自然で良い。「僕はただ信じていたくて」。これぞ乙女の心境だろう。なんというか千秋の想いが詰まった曲

8.∞ループ
コミカライズされた曲。Perfumeらしくない、恋愛を歌わない曲だけど、中田サウンドで聞けるものになっている。やはり歌詞のつながりが自然で、歌詞も曲の一部になってる所が特筆するところだろう。ただ盛り上がりはない。これぞ∞ループたる所以だと思う。

9.Drive’n The Rain
ちょっとLet Me Knowに似た曲。これがアルバムのライナーノーツにあったシティ・ポップなのかなぁ・・・?ドライブには合いそうだけど、ポリゴンウェイブと双璧を成すシティ・ポップだと思う。なんというかリズミカルな事は分からないけど、歌詞は自然と繋がるので、歌詞カード見ながら聴くと良いと思います。アゲアゲではない円熟期を向かえたPerfumeには合った曲。なんつーかこの曲名を見るとコーヒーショップで人と会話してる姿を想像する。そう、コーヒーショップにあるジュークボックスで合いそうな曲だと気づいた。ちょっとテクノポリスにも通じる未来感があります。おしゃれな曲。

10.ハテナビト
このアルバムでの真のリード曲でしょう。なんというか日本創生を思わせる曲で、中間曲のピュンピュン言ってる所は自分的に気持ちいい。センシティブでちょっとセンチメンタルなのはいつものPerfumeのお家芸

11.アンドロイド&
恋愛をストレートに歌った曲。恋愛曲が好きな人には好きじゃないかな。俺は好き。
もう既にポリゴンウェイブEPで何回も聞いた曲。Perfumeオタクにはもう既に聞いた曲であり、今更な感じだけど、新しく聴く人にはキュンキュンヒヤヒヤだと思う。EP買ってないので、新しい音源が手に入りました笑

12.プラスティックワールド
自己主張を貫いた曲。ちょっとビタミンドロップに似た曲。チームPerfumeに掛かると耳障りな自己主張もテクノポップに仕上がる。何かアニメーターが考えてそうな曲である。「世界は甘いものであるよ?」と言ってそうだが、そうでないところもある。夢見がちな所で現実を突きつけられる若い人の心情を描いた様な曲である。「素敵な世界で生きていたいわ」そうそれは俺もそう思ってた笑でも実際は就職懲役40年くらったんだけどね

総評
いつものテクノ・ポップあり、シティポップありの玉石混交のアルバムとなってます。Perfumeファンにとっては新しく、普段あまり音楽を聴かない層にとっては聞きやすく、両方を巻き込んで進もうという意図が見えます。

しかし、ながらPerfumeはもうチームPerfumeのモノではない。日本のミュージック・シーンを牽引する存在となっております。昔はYMO、その次はDenkiGroove。今はPerfume。

このアルバムのまとまりとしては私は色々とあるけど、最後プラスティクワールドでさわやかに終わったよね?

という感じです。

Perfumeは日本の音楽シーンを超えて世界にフューチャーされる存在だと思う。当人達がその準備ができてなくても世界中の音楽ファンがチームPerfumeを待っている。

私としてはこれが中田ヤスタカ一人でやってる事に驚きである。

ここまで音楽に造詣のある人が日本にあらわれている事は驚愕の事実である。

昔は音楽の才能が枯れた人が居たが、まだまだ底が見えない。

日本のアーティストは何をやってるんだろうか?

と思う。

いつまでも昔のバンドマンのノリで音楽業界を独占してるようじゃ音楽ファンは離れていってしまう。

もっとライブ感というかグルーヴ感が欲しいと思ってる。

PerfumeというかチームPerfumeだが、日本の才能がここに集結してる事は稀有である。

もはやチームPerfumeが無くなったら日本の音楽は聴かないな~と思う次第であります。

あまりにも独善的であまりにも独占的。もっと音楽の民主化を。

私としてはPer
fumeの三人がそれぞれ、PerfumeはPerfumeで集まって、それぞれソロ活動をして欲しいと思う。

のっちはネットの世界に

かしゆかは伝統芸能に

あ~ちゃんは芸能リポーターに

まぁあ~ちゃんは過去、自分で曲を作りたいとかなんとか言ってたと思うし、曲の部分はヤスタカ氏に任せて歌詞を書くのがいいんじゃないだろうかと思う。

それを妹の西脇彩華とデュオできたら妹の面倒も見ることができる。

ヒップホップでもいいから曲を作って欲しいのだと思う。

アルバムを制覇し、ライブを制覇し、テクノポップを制覇した彼女達が次に向かう目標はどこか?

私達としてはいつまでもスクリーンに映ってる歌姫を見ているようだ。

彼女たちがそれに飽きたら辞めたっていい。

PerfumeファンはいつまでもPerfumeファンだから。

Perfumeファンの声があるから彼女たちはステージに立てる。